キャンプ!
今年の夏は本当に雨ばかり、今日の天気予報も午後から雨。岳っ子クラブのキャンプは、毎年雨に降られるので、その辺は慣れっこですけど。朝9時頃岳っ子ファームに到着。昨日の雨で作物はシットリみずみずしく化粧をして、今日の収穫を待っていてくれたようです。ご承知の通り、ここは環境依存型農場、雑草は野菜のライバルであり、保護者でもあります。大事にそっと踏みつけて、野菜の株まで到着すると、、、出ました巨大ズッキーニ。しかもこのフォルムはよっぽど、みんなを待ち侘びていたかのように少々すねているみたいです。ご免ゴメン。トウモロコシと混植したのですが、こちらはチョットかわいそうでした。
さてこちらでは女の子達が、なにやらこっそりモグモグしています。さすがお目が高い!これは当園自慢の超ミニトマトが雑草を押しのけて育っています。今年のような蒸し暑い年にはやはり超ミニが流行るのでしょうか?トマトも女の子もトレンドに敏感ですね。小麦やバジルと混植したトマトも沢山実りました。今年の岳っ子ファーム夏コレクションのテーマは「雨のイタリア」かな?
その他、ニンジン、ナス、カボチャ、イタリアントマトが沢山
とれました。ヤッホーーー!
松本市奈川のキャンプ場に着いたら、早速晩御飯の仕度にかかります。みんなでメインタープを張りますが、これが長年の風雨に鍛えられた立派なモノで、ロープとブルーシートだけで今日の大雨も余裕でしのぎます。メニューはファームの野菜を使ったカレーとハンバーグと、ここで釣ってさばいたニジマスの燻製です。キャンプ場にチチタケという美味しいきのこが生えていたので、ナスとズッキーニとカボチャのきのこスープも作りました。中学生は自分達でメニューを考え、自炊するのですが、あいにくの大雨で焚き火が消えかけたり、直火が強すぎて飯ごうを焦がしたりと苦戦をしているようです。それでもさすが若者、ソーセージやトマトをかじって朝まで語り合っていたようで、可哀想に一緒に泊まった小学5年生は朝ボーッとしていました。にーちゃん手加減してやってくれー。

雨が止んでタープの雨音が静かになったところで、「食うか食わせるか合鴨談議」のはじまりです。はじめに6つの言葉「野菜、魚、鳥、生まれる、死ぬ、食べる」のイメージを出し合い語ってもらいました。「野菜」は栄養とか健康とか美味しいなど、育てる食べ物としての地位は磐石でした。「魚」も今さっき釣って食べたためか、食べるために水から獲るイメージが強く出ていました。ところが「鳥」になると大空を飛ぶ自由で美しい存在にとどまり、焼き鳥や鴨南蛮などの言葉は出ません。ちなみに「食べる」は体や命や健康に欠かせない楽しい営みという感じで、焼肉という言葉もありました。「生きる」と「死ぬ」は全てのスタートと避けたいゴールという当然のイメージが多い中で、身内の死を最近経験した方は、死に直面して生を感じるといいました。コレには一同納得の空気でした。遅かれ早かれ身内の死や、ペットの死に直面して、生を感じることになるのですが、やはり死のイメージに近づきたくないというのが大方の本音のようです。自分が命をとってそれを食べるということも、魚までなら大丈夫という意見がありました。一方で、遂にキタかという背水の陣の覚悟で食肉を語るお父さんもいました。子供にはまだ早いが、自分はアイガモの解体を体験してみるというお父さんもいました。動物の屠殺を体験させた教育関係の方は、賛否両論だが、生徒へのダメージはあまり無いという。生きるための命のやり取りは子供に教えなければいけないが、今の状況では無理に屠殺の現場を見せる必要は無いという方もいました。いつの間にか、アイガモの解体にまで話がつながってきて、N川さんからも、全国的には鳥類の解体が食育に使われていることを披露してもらえました。私としては、子供に何を体験させても親の価値観は引き継がれると思うので、岳っ子ファームで合鴨を屠殺して食べることも親としての意見も素直に子供に話してもらいたいと思います。その後、参加の可否を決めてもらいたいと考えます。
そんなこんなで夜は更けて、朝ごはんと美味しいコーヒーをすすりながら、次のアイガモの捕獲の段取りを考えるのであります。田んぼに来ると、東京からの援農隊も鴨追いを待ち侘びていました。アイガモは集団行動を取るので、多数を追い込めば残りはついていきます。一部のネットを手繰り上げて、そこに追い込み班が横1列になってアイガモを追い込み、畦に出たところを捕獲班に任せる作戦ですが・・・失敗、どうやら老い込み班の焦りと、捕獲班の圧倒的な人数が集団を混乱させているようです。もう一度仕切りなおして、今度は両方少し間合いを空けて、出口付近にエサをまいてあげると・・・7,8羽が外に出てきたところで、今だ、イケー!追
い込み班は人の壁をつくりもう逃げ場はありません。はさみうちにしてターゲットを確保しました。終わってみると、泥だらけで仕事を終えたお父さん達の近くには、超ローテンションの中学生達が・・・コラー何やってるんだーッと怒ると、「ヤバイっす、車に酔っちゃったんすよー」と青い顔。やっぱり寝不足です。今回は戦力外だった中学生ですが、キャンプ場では子供たちに大人気のにーちゃんたちでした。
捕まえたカモ達は別の田んぼで援農のため移動して、1羽ずつ放鳥しました。大きくなった夏のアイガモ達ですが、春のヒナも秋の肉も同じ生き物だったことを岳っ子のみんなは実感してくれるでしょうか?運命の解体の日は10月4日(日)の予定です。








