ありがとう岳っ子ファーム
バジルクラブの教育ファームから命の歌が生まれました。1月16日の教育ファーム推進全国大会で一緒に歌いましょう。
作詞 岳っ子クラブと池野陽子 作曲 吉良健一朗 歌 グルーポ・ビエント(風来坊)
1. はじめまして 合鴨たち ようこそ ぼくらの田んぼへ やわらかい羽 小さなひとみ あたたかい体
どうか元気に ここでくらして下さい
たとえ 目には 見えなくたって 全ての命は かたちを変えて ぼくらと いっしょに 生きてゆく
2. こんにちは 合鴨たち 草も 虫も ごちそうだね 広い田んぼを 泳ぎまわって 大きくなって
どうか稲を 守っていて下さい
たとえ 目には 見えなくたって 全ての命は かたちを変えて ぼくらと いっしょに 生きてゆく
3. ありがとう 合鴨たち 実りをむかえた田んぼに あなたの姿は ないけれど ねがっています
いつか どこかで また会えることを
たとえ 目には 見えなくたって 全ての命は かたちを変えて ぼくらと いっしょに 生きてゆく
安曇野の岳っ子クラブとバジルクラブのコラボ事業「岳っ子ファーム」もいよいよ大詰めとなりました。今日は岳っ子ファームの感謝祭です。
1年を振り返ると、岳っ子ファームにはいろいろな生き物が登場しました。5月には私達が食べる稲や野菜を植えつけたり、合鴨を放したりと私達が命を持ち込む作業でしたね。ところが、7月の観察会ではどうだったでしょうか?どこからともなく沢山の生き物達が登場して、岳っ子ファームを棲みかにしていましたね。8月のキャンプの時には、雑草と一緒に元気に実っている野菜を発見しました。大きくなった合鴨を捕まえましたね。9月には干ばつに負けずに育った藍で染物もしました。その時に食べた美味しい枝豆はナスとの混植でした。10月の稲刈りのときには、野ねずみの巣を発見して大騒ぎになりましたね。合鴨の解体では、命を貰う皆さんの真剣な気持ちを感じました。今日の朝、感謝祭で使う冬野菜を収穫しましたが、大根と一緒に発掘した白い物体が合鴨の頭骸骨だと知って、中学生が驚いていました。昨年堆肥として混ぜ込んでおいた亡骸でした。
農業とは「田んぼや畑で農家が生活するために消費者が求める作物を作る仕事。」と合理的に片付けてしまうには、あまりにもったいない仕事なんだと皆さんに感じてもらえたと思います。「田んぼや畑で人の生活も含めた命の循環を育む仕事。」こんな農業に憧れる子供が育てられれば、教育ファーム事業で使った税金は生きたお金になると思うのですが。もし来年予算が出なくても、続けなければいけないことですね。



畑から野菜を収穫して見岳町集会場に戻ってくると、最初のもち米が蒸されていました。今日つく餅は8升です。この辺の段取りはすべてお母さん達にお任せです。前回合鴨の屠殺から解体まで体験したお父さんがその鴨で燻製を作っています。農文協からはいつものN川さんが到着しており、早速取材を始めています。合鴨とさっきの野菜を使った「岳っ子サラダ」は、調理学校講師の津村寿美先生が子供たちと一緒に作って食卓を飾ります。
米が蒸しあがっていよいよ餅つきです。杵と臼と蒸し器一式は近所のスーパー(アップルランドはちが店)から毎年お借りしています。今年は合鴨の肥育に野菜くずも提供してもらいました。バジルクラブもいつも販売でお世話になっているところで、改めて感謝です。先ずお父さんがお手本を見せてから、中学生や小学生まで、みんなでつきました。返し役のお母さんも慣れた手つきです。でもちょっと大変そうなので、染色家の池野陽子さんにバトンタッチです。


つき上がったお餅は、みんなで丸めて、あんこ、きな粉、ゴマ、しょう油で味付けです。手の空いた子供たちは、みんなが作った感謝の詩を紙に書いて窓や壁に張り出しました。そうこうしている間に合鴨の燻製が出来上がり、祭壇に安置されます。瑞雲寺の根田泰聖先生も到着して、いよいよ感謝祭の始まりです。
みんなお腹が空いているはずですが、初めに部屋を暗くして、坐禅をしながら、感謝のお説教を聴きます。「皆さんが食べている物は、すべて生き物であり、その命をいただいて私達の命をつないでいる。ですから、食べ物は少しでも無駄にしてはいけません。」最近の子供たちは、いろいろ忙しそうですから、時々心を静めて静寂に耳を澄ませることは大切な時間となるでしょう。座っている後姿がみんな凛としているのを見て、「皆さんすでに感謝しているようです。」と根田先生が言っていました。
さあ中学生スタッフで活躍してくれたM石君の発声で今度こそいただきます。 「自分達が育てた野菜や餅や合鴨を感謝していただきましょう。」さすが中学2年生です。続いて、岳っ子クラブが投稿してくれた詩から合鴨の鎮魂歌「ありがとうあいがも2009」(試聴はこちらhttp://farm.basilclub.com/audio/kamoutakira.mp3)が生まれたので、お披露目コンサートの開演です。作曲した吉良健一朗さんが来れないので、作詞の池野さんが唄を根田先生がギターを担当して、燻製になった合鴨の前で明るく爽やかに奉納されました。
お父さん達は、合鴨栽培の米で作ったお酒と合鴨の燻製のつまみにすっかりいい気分で、1月16日の教育ファーム推進全国大会(案内はこちらhttp://www.edufarm.jp/news/image/20100116edufarm_taikai.pdf)に出向く話に花が咲きます。酒盛りに加わった根田先生やN川さんも一緒に歌ってもらえるかもしれません。
最後にご馳走様をして、しっかり後片付けをして、本日のそして今年度の教育ファームは無事終了です。岳っ子クラブからはバジルクラブに対してお礼の言葉をいただきました。バジルクラブからはこの場を借りて岳っ子クラブと農文協さんにお礼を申し上げます。
「同じ食べ物にありがとうが言えて良かったです。岳っ子ファームを守ってくれてありがとうございました。」
「いろいろ育ててくれた 岳っ子ファーム本当にありがとうございました。」
バジルクラブ 事務局








